2016年06月20日

ディスプレイボードの作製


ディスプレイボードの注文をいただいて作製しています。

下の写真がその試作品です。

IMG_0991.JPG

御注文主はタッセルの作家さんで写真のような50mmタッセルの色見本を
211個作ってディスプレイしたいとのことでお話をいただきました。
現在は一枚の白木の板に釘を打って使われています。

一度会って御要望を伺い、作ったのがこの試作品です。
最初の御希望は一枚板のイメージだったのですが、
サイズが900mm×900mmと巨大になるため私には作製が難しく、
900mm×300mmの3つに分けることを提案しました。
また、フックも釘では落ちやすいのでそれに代わるものを考えることに
なりました。

試作品はただの板ではつまらないので細棒で区画に分け、
フックも真鍮棒で自作しています。

フックの自作と区画に分けることで一枚の板に釘を打つよりも
相当コストアップになるのでどうかなと思ったのですが、
試作品を見ていただいてとても気に行っていただけたので
実物の作製に取りかかりました。

作る側としては自分の考えるベストのものを作りたいという思いが
ありますが、お客さんの要望や予算と合わないとそれもかなわないわけで、
今回はそれがかなって作る側としては良いものを作ろうという
モチベーションが上がります。

今回の作製では、枠は通常の額なので、中の板とフックの作製が
メインとなります。

まず、枠のサクラと中の板のトチを荒取りして放置しておきます。
これは大きな板を分割すると反りが生じるので反りの状態を見ながら
最終寸法まで徐々に加工進めるためです。

板を放置している間にフックを作ります。

まず4mmの真鍮棒を切断。

IMG_0997.JPGIMG_0999.JPG

溝を加工します。

IMG_1001.JPGIMG_1002.JPG


予備も含めて220本作りました。

IMG_1003.JPG

今回は数が多いので、加工方法をよく考えて治具を作り製作に臨みました。

効率のよい形状とその加工方法を思いつくまで、200本のフックを自作するのは
現実的ではないと思われたのですが、ボール盤と鉄やすりを使ったやり方で
上手くいくことがわかってフックの自作を決めました。

ひたすら加工マシーンと化して2日ほどかけて完成したのが上の写真です。

次回に続きます。




posted by カビイ at 23:28 | TrackBack(0) | 作製方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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