ディスプレイボードの作製の続きです。
まず、枠(額)を作り、その枠に合わせて中の板をほぼ最終寸法まで作った後、
細部の加工にかかります。
このボードでは1セットに1行×18列の板を4枚並べて4行×18列の72区画とし、
3セットで216区画必要です。
1セットに4行なので3セットで12行分、仕切りの桟をはめる溝の加工を
していきます。
1区画の幅で等間隔に204本の溝を入れて、フックを刺す穴を216個開け、
幅方向の仕切りの桟を204本、4行の間を仕切る桟9本を準備しました。
と書くと簡単ですが、実際は時間のかかる作業で結構ウンザリします。
桟を接着する前に仮に溝にはめてみてみます。
桟の厚みは3mm狙い、溝の幅は丸鋸の刃の厚みで3mm弱ですが、
どちらも完璧に一緒ではないので、無理なくはまる組合せを選び、
必要な場合は桟を木殺し(押しつぶし)します。
接着して4枚を並べるとこのような感じになります。
この加工のポイントは桟の間隔の絶対値ではなく、
4枚の板にはめた桟が一直線に並んでいることで、
見た目に気にならないレベルで上手くそろったので
ひとまず成功です。
こういう精度をだすためにはそれなりの工夫と注意が必要なんですが、
わかりやすく文章にするのはちょっと面倒なので今回は省略します。
これで1行のパーツが12枚できました。
この板を仕切り板を挟んで4枚接着しますが、その前に塗装をしておきます。
この中の板は、通常の額装で言えば絵にあたることになりますが、
仕切りの桟は板の表面から2〜3mm飛び出しています。
ですので、枠の内寸の中に仕切りの桟がギリギリ納まる寸法に
しなければなりません。
当たって突っ張っては困りますが、隙間が空きすぎてはブサイクです。
接着の手順としては板1枚と桟1本を接着し、さらにそれに板1枚を
接着します。
それを2組作り、それらとその間に桟を1本挟んだ状態で
枠にちょうど納まるように板の幅を削って調整します。
これが最後の接着の様子で、定規をあてながら板の反りみて、
締め方を調整しながら接着しています。
こんなふうに、1セットあたり6回接着でやっと一体物の中身が
できあがりました。
この後、横方向の長い桟を塗装して穴にピンを接着、枠を塗装、
裏に抑えのトンボと吊り紐を付けたら完成です。


