今さらですが、ティッシュペーパーボックスの作り方を
人への説明と備忘録的な意味でまとめておきたいと思います。
と言っても木ではなく、布を貼る枠の部分ですが。
この部分はいわゆるカルトナージュの手法で作るもので
カルトナージュを習っていた妻から習ってやっています。
まず、フレームを作ります。
通常のカルトナージュには2mmの厚紙を芯に使いますが、
私はMDF(Medium Density Fiberboard)という
成型板(ファイバー ボード)の一種を使います。
MDFなら丸鋸の刃できれいに正確に切れるので数を作るのには
持ってこいなのです。
ホームセンターで900×600×2.5mmの板を買ってきます。
(何故か、2.5mm厚はコーナンにしか置いていません)
この一枚から257×60mmと131×60mmを1セットとして
7セット分の材料を切り出します。
これらを角を直角に固定して木工用ボンドで接着します。
さらに補強の紙をのりで角の裏表に貼ってフレームの完成です。
次に布貼りの工程に進みます。
布の接着には木工用ボンドとデンプン糊を混ぜたものを使います。
布は折り返しの部分を含めて814×90oに切り出します。
貼り始めは角の部分を15mm程度またぐように、又、左右均等に
はみ出すように貼ります。
またいだ部分を固定したらフレームの隣り合う辺に糊を塗り、布を均等に
貼り付け、洗濯バサミで押さえます。
写真では板を載せて全面に力が加わるようにしています。
同様にして3辺を貼り終えたら、最後の辺は端を約15mm折り返して
端が角にピッタリ合うように貼ります。
これで外側の部分が貼り終わりました。
次に、はみ出した部分を内側に織り込んで貼ります。
角の内側を貼る時には、布の重なりの多い部分を切り取って
やらないと角の部分を厚くなってしまい、本体の溝に入れ難く
なってしまいます。
これで内側の全面を貼り終わりました。
最後に、切っても切断面のほつれが少ない製本クロスを内側に貼ります。
これはフレームの内側の見映えを良くするためのものです。
下記のショップで購入しています。
製本クロスの切出しのサイズは長辺が270×50mm、
短辺が128×50mmです。
クロスは長辺を長くして、短辺側に10mm程度かぶさるように
しています。
次に短辺側にもクロスを貼りますが、このとき長辺側と高さ方向を
ピッタリ合わせると見た目がキレイです。
これで枠の完成しました。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。