前回で引出しができたので、全体の表面を仕上げて、
ほぼ完成となりました。
しかし、まだ、ひとつ問題が残っていました。
元々、「持ち運びができるようにするための何かを!」
と要望を受けていたのですが、「何か」を決めあぐねて
いたんです。
いろいろ考えたのですが、左右に持ち手を付けるのは
結構重さがあるので強度の点で不安があるのと、
デザインの面でも不細工になりそうで気が進みませんでした。
それで本体の下に指が入るような脚を付けることにし、
注文していただいた方に了承いただきました。
で、脚ですが、脚にも色々パターンがあります。
最初は材料が少なくて済む独立した四本脚を作ってみましたが
なんか変です。
脚が無いときには何も感じませんでしたが、脚があると側板の
下までのびた縦のラインが切りっぱなしのような不完全な印象を
与えるのか、かっこ悪いですね。
ということで、いわゆる「台輪」に方針を変更しました。
台輪を作るには本体の周囲以上の長さの材料がいるので、
避けたかったのですが、仕方がありません・・・
最初に準備した材料では足らないので別な板から新たに
必要な分を切り出します。
上から見るとこんな感じです。
横正面と側面からでは、
側面の深い切り欠きが指を入れる部分です。
指が入るのとあまり台輪が分厚くならないようにするのの
トレードオフで、残りはギリギリの薄さです。
これを本体にネジ止めします。
本体の角と台輪の角がピッタリ合わないと不細工ですが、
上手くいきました。
これでようやく完成となりました。
カエデの美しさ生かした上品な印象に仕上がったと思いますが、
どうでしょうか?


