2015年12月06日

アクセサリボックス2の製作2


木取りが出来たので、最終の寸法に切出し、箱を組むための
凸部と溝の加工を行います。
基本は一般的に家具などに使うホゾ組です。

今回は引出しが3段でその上に開きが付いた箱の御注文ですので、
箱の本体の部材は、底板、開きの底板、後板、側板2枚に
なります。

箱に組む前に、内面を仕上げて、引出しの桟を付けておきます。

IMG_0947.JPG

これで接着すると箱の本体の出来上がりです。

次に開きのフタ(天板)を作ります。
フタは一枚の板ではなく板の周囲を角材で囲んだ構造にします。
これは、板の反りを防ぐために行うものです。

IMG_0948_NEW.jpg

この組み方は自分としては初めてやるもので、
内側の板が突っ張ってもいけないし、小さくて隙間ができるのも
不細工なので、角材のフレームの内寸に板の辺がピッタリ合うように
慎重に調整しました。

これも、板には凸部、角材には溝を入れたホゾ組みにします。

この後、仮組の確認後、接着ですが、ここでトラブル発生!

凸部と溝をピッタリ作り過ぎたためか、接着剤を入れた後、位置を微調整
しようとしても全く動かなくなってしまいました。

焦る心を抑えて、クランプで片方の部材を押さえて満身の力を込めて
なんとか外すことができましたが、冷や汗をかきました。

気を取り直して、一旦接着剤をきれいに拭き取り、溝を緩めに調整し直して、
再度接着です。

今回は何とかなりましたが、もしもはずれなかったり、部材を割ったりして
しまったら、天板が全てやり直しになり、かなりのダメージでした。

今回の教訓:
「何でもピッタリ作れば良いというものではない!
 適当な遊びも大切。」
でした。

続きます。







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2015年11月25日

アクセサリボックス2の製作1


注文のアクセサリーボックス2の製作について書いていきます。

素材の色は白っぽいものがご希望ということでした。
私の手持ちの樹種材料では、カエデかトチになりますので
板材の写真を送って好みを伺い、左側のカエデを選んでいただきました。

カエデrs.JPGトチ.JPG

私が注文を受ける場合、通常そのために新しい材料を買うことはしません。
注文を受けてから材料を仕入れるとなると、必要なものが手頃な値段で
手に入るとは限りませんので。
ですので、このブログで何回か書いている銘木市などで使いそうなものを
仕入れておくことにしているんです。

大きな家具を作る人は、余分な材料をストックしておくのはなかなか難しい
のですが、私の場合は作るものが小さいので何とかなっています。

写真を送った結果、カエデの方を選んでいただきました。
このカエデはそこそこ良いもので(伝統工芸で使われているような希少なものでは
ないですが)、私もカエデの方が満足してもらえると思っていたので良かったです。

材料が決まったので、木取りをします。
木取りとは、板材のどの部分から箱のどの部分を取るかを決めて、
余裕をもった寸法で切り出すことです。

引き出しの前板や天板などの一番目立つところには良い部分を使い、
底などの目立たないところは後回しにするという考え方で部品の割り当てを
決めていくのですが、材料を無駄なく使うことと両立しなければならないため
難しい工程です。

これを失敗するともう取り返しがつかないので、結構悩んでなかなか切り出せ
ません。このようなところで計算できない時間がどんどん過ぎ去り製作時間が
延びていってしまうのです・・・

木取りのやり方ですが、私の場合、部品の原寸大の紙を作って板の上に置いていき、
パズルのように場所を決めていきます。

今回はこんな感じです。

IMG_0932.JPGIMG_0935.JPG

これらは見える部分だけの材料で、引出しの前板以外の見えない部分には
もったいないので別の安いカエデを使います。

安いカエデというのは一言でいうと年輪の幅の大きいマヌケな?感じの木目で
見えるところには使えないのですが、引出しの底板などには最適で買っておいて
良かったなという感じです。

次に続きます。





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2015年09月14日

アクセサリボックス製作6

前回までで、箱の内部の加工ができたので、
部品作りに進みました。

今回の箱は、ネックレス、ピアス、ブレスレットの三種類の
アクセサリを収納するのでそれにあった部品が必要です。

IMG_0999.JPG

上は、ピアスを掛ける部分の棒とそれを支える板、
中は、ブレスレットを掛けるピンを取り付ける板とピン、
これはネックレスを掛けるピンでもあります。
そして、下は、四隅を補強する木片と足です。
ツマミはもう本体に付いています。

このピンは真鍮で、このように7mmの棒に穴を開けてスライスし、
4mmの棒を通して接着して作っています。

IMG_0998.JPG

何かひっかける部品ををネットで探したのですが、結局適当なものが
見つからず、しかたなく自分で作っています。

せっかく本体を良く考えて作っても、ツマミなどの部品が
そぐわないものだと、全体の雰囲気を台無しにしてしまうので
おろそかにはできません。

写真に写っている蝶番は、スガツネ工業の厚みのある真鍮製で
高級感があり、箱の品質を上げるのに一役買ってくれていると
思います。

今回のブログを読まれると、さっさと部品が完成しているように
思われてしまうかもしれませんが、全然そんなことはなくて、
ウンザリするほど時間がかかっております。

でも、そういうところが作ることの面白さであるとは思います。
「神は細部に宿る」という言葉もありますしね。

この後、塗装して完成ですが、完成品写真は納品が済んだ後に
アップさせていただくことにします。











posted by カビイ at 21:34 | TrackBack(0) | 作製方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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